LES VOIX DES OISEAUX
ET DES VAGUES
February 28 − March 9, 2014
La Cabane du Pêcheur
ベナンでは2度の展覧会をしました。この展覧会は滞在制作していたアーティスト・イン・レジデンス “Kultur Forum Süd-Nord” オーガナイズによるもの。ベナンは貧富の差が大きく、場所によって集まる人々の階級層や人種が異なるので、多くの人に見てもらうために私は2箇所で展示をしたいと思いました。ここのLa Cabane du Pêcheurはフィヂロセビーチ海岸沿いにあり、フランス人が経営していて外国人や富裕層のベナン人たちが来店します。La Cabane du Pêcheurで展示をするなら、もう一箇所はもっと地元の人達が集う場所でないと、、と思いCafé des Arts chez Carine → http://yukie-monnai.blogspot.jp/2014/05/blog-post.html という場所でも展覧会をしました。
結果、幅広く多くの人達に見てもらえたかなと思いました。やはりここでも、外国人である私のベナンへの視点に興味を持ち『これはどうしてこういう風に描いてある?』『これは何を意味するのか・・?』など尋ねられました。見て不明なら尋ねるというのはごく普通のことですが、そういえば日本ではそういう質問は受けた事がないなと思いました。みな興味を持たないのか、奥ゆかしいのか、それとも芸術物に質問するのは野暮だと思っているのか、ただ単純に質問しにくいのか、、、。
しかし、説明時には自分が面白いと思ったこと・興味惹かれたことが、ベナンの人々にとって不快に感じないだろうか、プライド(自尊心が高く郷土愛が強いため)を傷つけないだろうかと少し気になりながら話したものですが、『なーるーほーどー』と説明に深く頷く人や、はははっその通りだよと笑ってくれる人など、外国人である私から見たベナン像を面白がってる様子でした。