2012年3月31日(土)〜4月26日(木)
明治大学生田図書館Gallery ZERO
“エッセンスに向かって 絵から文へ 文から絵へ”
展示概要
画家・門内幸恵の作品は私たちに、世界のエッセンスが実は目に見えているものとはまるで別のものなのではないかと問いかけてきます。この展示では、文章のために彼女が描いた「挿画」と、彼女の絵に触発されて書かれた「挿文」を並べて展示することで、絵画と文章の関係、作品における表現の制約と自由について考えてみます。画家と文章の書き手とが、たがいの作品のエッセンスを汲みとって作者が描いた以上の世界を作り出す‥‥そういう相互作用の面白さを味わってください。
油絵や水彩画を見て発想された文章を書いて下さった皆様
くぼたのぞみさん、六月まどかさん、温又柔さん、南映子さん、旦敬介さん
挿画を描くとき、いつもは文章を読んであれこれとイメージを膨らませて描くのだけれど、今回はその逆、絵を見て執筆家の皆様に自由に発想して書いてもらった。タイトルを伝えるとイメージの方向性ができてしまうので、絵だけを見てもらった。
絵は、文章よりもずっと自由な解釈ができるから(というよりも、作者の意図をそのまま感じることは不可能)、それぞれの解釈の仕方、着眼の仕方が面白く、詩的なもの、物語的なものなど文章の表現も幅広くとてもユニークだった。Gallery zeroは2つの空間に分かれているギャラリーで、奥の空間で上記の展示をして、手前の空間では、ここ数年の挿絵や装幀画の仕事を紹介した。展示概要にあるように、『表現活動としての絵画』と『挿絵や装幀画』との比較、いつもは文章を読んで描く挿絵のように、絵を見て文章を書く挿文(挿絵の逆)を展示して、絵と文章の関係をテーマにした。
挿画を描くとき、いつもは文章を読んであれこれとイメージを膨らませて描くのだけれど、今回はその逆、絵を見て執筆家の皆様に自由に発想して書いてもらった。タイトルを伝えるとイメージの方向性ができてしまうので、絵だけを見てもらった。
絵は、文章よりもずっと自由な解釈ができるから(というよりも、作者の意図をそのまま感じることは不可能)、それぞれの解釈の仕方、着眼の仕方が面白く、詩的なもの、物語的なものなど文章の表現も幅広くとてもユニークだった。Gallery zeroは2つの空間に分かれているギャラリーで、奥の空間で上記の展示をして、手前の空間では、ここ数年の挿絵や装幀画の仕事を紹介した。展示概要にあるように、『表現活動としての絵画』と『挿絵や装幀画』との比較、いつもは文章を読んで描く挿絵のように、絵を見て文章を書く挿文(挿絵の逆)を展示して、絵と文章の関係をテーマにした。
4月13日(金)17:30-18:30 ギャラリー・トーク『雑誌編集の現場での絵画表現について』
門内幸恵(画家)×沼尻賢治(編集者)司会・旦敬介
ANAグループ機内誌『翼の王国』の担当編集者の沼尻さんとギャラリー・トーク。沼尻さんとは翼の王国の仕事が始まった2007年からのお付き合いで、その翼の王国のお仕事が初めての挿画仕事だったので、私の挿画仕事の今日までと美術活動についても知っている方、編集者なのだけれど美術的感覚が鋭くて、独特なセンスを持っていらっしゃる方ということでお願いをした。話題は、雑誌にとって良い挿絵とは、写真と挿絵の違いとは、など。